ひとことで言えば、地域の仕掛け人、その街と人とのよりよい未来像を描き、それをカタチにしていく者たち、と解釈してもらいたい。都市の空洞化が進みつつある現在、デベロッパーには確かな構想のもとに新しい都市空間を創り出し、人々が都市に集まり帰ってくるような、魅力有る仕掛けをそこに施すことが求められている。
一般的に日本では、開発プロセスを数社が段階的に分担し、土地は不動産会社が、テナント誘致は企画会社が、建設はゼネコンが、運営は管理会社が、という分業化で開発リスクを避ける手法を取っている。 一方アサヒグループでは一貫体制ですべての開発プロセスを自社で行うところが大きく異なる点。 企画・設計・開発・施工・販売・運営・管理までを統一したコンセプトで実行できるため、使命感に基づいた自分たちの思いを確実に果たすことができる。 リスクを恐れるのではなく、パイオニア精神でリスクを乗り越えるような積極性と、最小限までリスクを押さえ込む知恵を備えていくことだ。それはデベロッパーとしての本来あるべき姿と言えるだろう。 何が必要とされているのか、どのような提供の仕方が良いのか、どうすれば都市は息を吹き返すのか、取り組む課題は多く挑戦の日々は続く。
都市を再生するための開発プロセスのあらゆる場面で、無から有を生み出す苦しみと充実感をもってデベロッパーの仕事を推し進めていく若者たちがいる。難しい曲面に立ちつくし、くじけそうになる時もあるだろう。しかし、さらに前へ進もうとすれば、自ら道は拓けてくるものだ。それくらいの気概をもって事に当たれば恐れることは何もないはず。
都市再生の担い手として先頭に立つアサヒグループには、地域から寄せられる期待もますます大きく、信頼に応えていくことも使命となる。それは社会から認められた存在価値として会社の成長にも繋がっていく。社員にとっても意義は大きく、社会的知名度や信頼感が高まることで社員のメンタリティも高まり、対外的な仕事上でも好影響を与える。実際に会社を動かし、都市再生のプロジェクトを進めるのは一人ひとりの社員の力の集結に他ならない。会社の成長は社員の成果とともにある。仕事の範囲が広がり、内用も深く濃くなるにつれて達成感も大きくなる。そして、完成したプロジェクトを見る時に社員の誰もがこれは自分の作品だと思えることだろう。これはデベロッパーの誇りでもある。